中国から留学生を募る場合の、留学ビザのチェックポイントをおしえてください。
法律の改正により、一定の大学等の「留学」の在留資格の申請は簡易化されました。しかしながら、それだからといって申請書を3枚提出すれば事足りるわけではなく、事前のチェックは各大学に委ねられるということになります。いままでと同様、綿密なチェックが必要でしょう。
チェックする際に大事なのは、まず銀行証明等の確かさです。銀行証明には残高証明書だけでなく、預金証書と一致しているかどうか必ず確認しなければなりません。また、支弁者の職業・状況からいって、それだけの預金を持つことができるかどうかを総合的にチェックする必要があります。
次に、卒業証書についてですが、それが本物かどうか、志願者が確かにその学校を卒業しているかどうか、場合によっては学校に問い合わせる事も必要でしょう。中国では公的な印鑑・公証書だけでなく、卒業証書も偽造のものが売られているからです。
さらに、志願者の学歴・志望理由・卒業後の進路に対する希望が具体的かどうか、きれいにつながるかどうかをチェックすることも大切です。本当に日本で、そしてあなたの大学での勉学を望んでいる志願者の文章は、少々ぎこちなくてもストレートに伝わってくるものがあるはずです。
以上のことに特に留意して、ひとりひとりの申請書類をトータルで眺めてみることが大切でしょう。
※ 2000/11 掲載、内容について現在の制度と異なる場合があります。