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昨年春から手がけているにも関わらず、いまだ解決していない事案があります。とある専門家から打診のあった日中間の渉外民事案件です。相手方は現地在住の中国人女性です。 個人を扱う場合の渉外民事あるいは渉外法務というのは、いわば心と心を扱う問題であって、人間臭い対立がそこにあります。また、この案件は日本法が準拠法となりますが、法律の問題とは別に、日本の慣習というものも無視するわけにはいきません。外国人に日本人独特の慣習を理解させるのは至難のワザです。そ …