何度も失敗している姉の呼び寄せ。けれどもどうしてもあきらめきれません。

私の父は日本人、母は日本人の配偶者、私は永住者です。私たちは、中国にいる姉の呼び寄せに何度も失敗しています。不許可の理由は、中国における両親の結婚の登記が、私たち子どもの生まれた時期よりも後になっているからです。私は入国できたのに、私たちは本当の親子なのに、入管が信じてくれないのは理不尽です。

姉を呼ぶにはどういしたらいいでしょうか。DNA鑑定で親子あるいは姉弟の証明がなされれば大丈夫でしょうか。

不可能とは言い切れませんが、過去の度重なる不許可を覆すのは非常に難しいでしょう。

ご両親の結婚の登記とあなた方の生まれた年代が逆になっているとすると、あなたが入国できたこと自体、疑わしいということになります。おそらくあなたの入国した時期が、まだ入管の政策もそう厳しくはなかった頃だからでしょう。

まず、登記の変更が可能ならば変更することです。けれどもそれはそれで、新たな疑惑を生むでしょう。また残念ながら、DNA鑑定は入管ではひとつの証拠としてしか扱いません。したがって、DNA鑑定も含め考え得るあらゆる証拠を地道に積み重ねることによって、実の親子であることを客観的に証明する以外にはありません。そして、そのための努力を惜しまないことです。

※ 2000/11 掲載