さきごろ、本校の男子学生(2年生、中国人)が、資格外活動許可違反で収容されてしまいました。周囲の日本人学生以上に熱心で成績も優秀で、ゼミ担当教授が彼を手放したくないと、嘆願書等も書いてくれました。
初めてのアルバイトであり、パブスナックでの調理でした。パブとはいえ、明るく健康的な雰囲気に、本人としては、まさかそこが風俗営業に該当するとは思いもしなかったということです。そのことを入管が信じてくれないと訴えているようです。彼を救う方法はないでしょうか。
結論から申しあげますと、たいへん厳しい状況にあると思われます。日本語学校で、また大学入学時に、アルバイトについて、またどのようなアルバイトが資格外活動許可違反となるか、きちんと指導を受けているはずです。
大人である彼が知らなかった、わからなかった、では通りません。成績の優秀さはあまり考慮されないと思われます。
入管が最も嫌うことのひとつが、学生の風俗営業店でのアルバイトです。彼本人は、心ら反省し、その気持ちを直接入管にお話することです。また、資格外活動許可を貴校の国際課がまとめて申請されている場合、学校としての管理不行き届きの一筆を提出されることをお勧めいたします。
※ 2003/07 掲載