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加藤は、日本でもそうですが、北京でもB級グルメ専門です。 イタリアンや、欧米人にも人気のこぎれいな中華レストランなどは、滞在中に数回行けばいいほうで、ひとりであればまったく行かないことも多く、たいていは、中国人しかいないような地元の家常菜(家庭料理)の食堂や街角のお焼き、セブンイレブン、デリバリーの中国式お弁当、中国人住宅街の市場で仕入れた食材で自炊して済ませています。あとは、気が向けば、出入り自由の「北京の家族」の家でごちそうになることも。 …
ともあれ、大連はBさん夫妻の宿泊ホテルにて、約6時間に渡る日本語と中国語でのインタビューと問題整理に、無事こぎつけたのでした。 確かに、夫婦のあいだに言葉の壁はありました。けれども、人が言葉や文化を超えて理解し合おうとするとき、言葉そのものだけがコミュニケーションのツールとなるわけではありません。むしろ、理解したいという気持ちに言葉がついてくるのです。 インタビューの後の食事も含めて、トータル8時間近く密着取材した結果、無責任男Bさんとしっか …