August 2013 Monthly Archives


ビザ大先生と称してみる? ビザ申請を任せる行政書士の選び方

東方明珠電視塔(上海テレビ塔)にて

少し前のこと、JiBiz(日本国際経済開発LLP)のビジネスパートナーとの会話。 「ねぇねぇ、見てごらんよ。『ビザ先生』だって」 「なぁに?ビザ先生って」 「スゴイ自信だよね、開業数年で『ビザ先生』を名乗る行政書士って」 「へぇ~。うやらましいなぁ。ワタシなんか、加藤先生って呼ばれるのも苦手かな」。開業16年目に入ったいまも、行く先々で秘書か補助者、アルバイトにしか見られたことのない加藤、区役所の無料相談担当の日は、役所の人に相談者と思わ …


敵でもコミュニケーションを楽しむ 中国渉外民事法務のヒント

買い物するにもコミュニケーション@桐郷

昨年春から手がけているにも関わらず、いまだ解決していない事案があります。とある専門家から打診のあった日中間の渉外民事案件です。相手方は現地在住の中国人女性です。 個人を扱う場合の渉外民事あるいは渉外法務というのは、いわば心と心を扱う問題であって、人間臭い対立がそこにあります。また、この案件は日本法が準拠法となりますが、法律の問題とは別に、日本の慣習というものも無視するわけにはいきません。外国人に日本人独特の慣習を理解させるのは至難のワザです。そ …


留学も、駐在も、世界に出るからには孤独な戦士たれ その2

夕暮れの空港を離陸@北京空港

あるとき、Sさんが、私たちに遅れて北京入りすることになりました。初中国のうえ、真夜中の到着。Sさんは中国語を話せませんし、中国のタクシーはまず英語は通じません。しかもそこは小さなホテルです。先に現地入りしていた私たちの「お迎えに行きましょうか?」の申し出にも、「そういうのは大丈夫だから!」。そして、周囲の心配をよそに、空港からひとりタクシーでホテルまでやってきたSさん。 中国出張を繰り返すビジネスマンだって、空港で中国人社員のお迎えを待つ人はた …


留学も、駐在も、世界に出るからには孤独な戦士たれ その1

日本の翼JAL@成田空港

帰国子女のとある男子大学生が、1年間アメリカに交換留学しました。同時期に、たまたま父親もアメリカ赴任となり、留学中、ちょくちょく両親に会っていたようで、帰国後、彼はそれを、「自分は恵まれている」と表現しました。 この話を聞いて、留学って恵まれていていいのかな? これって恵まれた留学なのかな? とふと思いました。日本語を話す相手がいるのがいけないわけではありません。海外で安心・安全は大事です。ただ、両親という心の「安心」が手の届くところにあっては …