街には信号が・・・
ひ と つ
あります。
マクドナルドやケンタッキーはありません。もちろん、スタバも・・・
中心街は、東西に2キロ強、南北に1キロ強ぐらいです。その外側は農業地帯。私たちの宿泊している一応政府系ホテルも、中心地からちょっとはずれたところにあります。餃子屋さんとその向かいの米線(お米でできた麺料理)のお店、小学校前の駄菓子屋さん、青空市場、パン屋さん、果物屋さん、ジューススタンド、バスターミナル、銀行、病院、人民政府、公証役場・・・いまや私たちの頭の中では、ひととおり木蘭マップができあがっています。
黒龍江省木蘭県市街地図 (ファイル形式: JPG サイズ: 1280×800px 177KB)
タクシーは、四輪よりも一輪足りないオート三輪が主流、女性運転手もけっこういます。到着した夜に乗った三輪タクシーの運転手さんが親切だったので、北京でもいつもそうしているのですが、名刺もらって、必要なときは電話して来てもらうようにしています。
タクシーにはメーターはなく、街中は一律5元、それを超えると10元のようで、郊外へ行くには、そのさわやか三輪運転手さんが、手配師(木蘭タクシー組合ボス?)を通して四輪を配車してくれます。値段は交渉で決まります。
三輪タクシーには毎日あちらこちらで拾って乗っていますが、ぼったくられる心配はまったくなく、一見無口な運転手さんでも、降りるときにありがとうと手を振れば、シャイな笑顔を返してくれます。どの人も素朴なのです。
ホテルの周りでは、子どもも含め一家総出で、トラクターが牽引する荷車に乗って農作業に向かったり、帰っていく姿を眼にします。主要産業が農業だけあって、荷馬車もよく見かけます。
そして、街中を一歩出れば、「中国の北海道」が延々と続きます。
晴天でも、体感温度は28~30度ぐらい。北京の夏のような砂漠的暑さはありません。朝晩は涼しく、日中も、開け放した窓からの自然の風が心地よいので、お店にはクーラーはありません。