「この稼ぎで彼女を呼んで暮らせるのだろうか?」と、Bさん、ビジネスパートナー、私の日本人三人が、「困った、困った」「う~ん、う~ん」と唸っていますと、言葉はわからずともその様子から雰囲気を感じ取ったのでしょう、奥さんはだんだんと怒りの涙目となり、泣き出す寸前となってしまいました。
奥さんの言い分はこうです。無責任男Bさんにとっては三度目の結婚でも、初婚の彼女は、当然、結婚披露宴ぐらいしたいし、それがないから、家族や親戚一同にも「おまえは騙されているのではないか?」と言わるそうなのです。
それももっともなことです。中国では、結婚式は人生最大の超重点イベントですから。
でも、無責任男Bさんにはそんな心積もりはまったくないようで、同じ日本人として、呆れるやら恥ずかしいやら。
そして、一事が万事この調子のBさんに、私たちはこう申し渡しました。
「いいですか?今回、なんにも約束しないでこのまま彼女を帰らせたら、この結婚は終わりですよ!本当に好きだったら、披露宴の費用ぐらい、掻き集めてでも借金してでも用意してください」
「無駄遣いもやめて、奥さんに毎月生活費も送ってください。パチンコと奥さん、どっちが大切なんですか?彼女を愛してるなら、覚悟を決めるしかないでしょう?さあ、どうするんですか!?」
そうしたら、なんと、クラゲ男Bさんは、「そんなんようせーへんから、センセー、貸してくださいよ~」とほざく始末。ぶち切れる私。
(こいつ、首絞めたろか~!?)