以下、長距離バス(長途客輸)レポです。
まず、浦東空港からのリムジンバスは空港を出てすぐ目の前。ただし、上海南駅(鉄道・バスの集結点)行きはいちばん遠い7番乗り場。00分、30分と30分ごとに出ています。切符はひとり20元、乗ってから車掌さんが回ってきます。
上海南駅までは1時間。到着後、歩いて少し東に戻って、長距離バスターミナルへ。チケット売り場の右横には電光掲示板の時刻表、1時間に数本出ています。発車まであと10分しかなかったのですが、チケット売り場で聞いたら間に合うと言うので、5時50分のチケットを購入、ひとり80元。
チケット売り場のすぐ左脇前方が待合コーナー、行き先ごとの改札になっています。
長旅に備えてトイレへ(なんと、流れるトイレ!)、次にパートナーがトイレへ。もう発車間際でしたので、改札の人に待ってもらえるよう頼み込む加藤~。
バスは一列3席のゆったり配列、ゆったりシート。乗客は、私たちを除いては男性5、6人のみ。暗くなってからの女性だけの移動は避けたほうがよさそうです。
上海→紹興はぴったり2時間30分でした。
紹興のターミナルから乗ったタクシーの運転手さんはとてもいい人でした。白タクなんて、そんなにはいません。一応誘ってはきますが、あっさりしているのが紹興流。紹興の主流タクシーは、ブルーとシルバーのツートンカラーです。初乗り7元+サーチャージ1元。
狙いどおり最短時間で紹興までうまくたどり着いた私たち。上海までの帰りは「例の」高速鉄道に意欲を燃やしていたのですが、紹興は途中駅のため切符が売り切れていて、この願いはかないませんでした。
そして、帰りのバスは、前出顧客も一緒。午前便だったので、男女ともに乗客がたくさんいました。今度も所要時間2時間半。
長距離バスを乗りこなせるようになれば、フットワークも軽くなり、行動の幅がグンと広がります。そして、よりナマの中国に触れることができると思います。旅行者というより、人民になった気分?
さんざん驚かされ、最初はどうなるかとも思われましたが、やってみたら楽しかったバス旅。すっかり味をしめた私たち、この経験が2012年夏の黒龍江省木蘭探検隊へとつながります。
※解説「流れるトイレ」: トイレの個室同士が一本の「溝」で結ばれ、上流から下流へと、「出したもの」が流れるプールに浮かぶ人民のごとく流れていく合理的な(?)システム。ターミナルの建物の外観は斬新でしたが・・・
おしまい