この記事は、2011年12月の年末に、8日間の日程で上海経由にて浙江省紹興市へ出張した際、現地からいくつかの士業同士のメーリングリスト宛に複数回にわたって投稿したレポを、今回、旅ログとしてまとめ直したものです。
「え~っっ、加藤さん、バ、バスで行くんですかぁっ!!」
素っ頓狂な声を上げたのは、今回現地で一時合流した顧客兼コラボ相手。出発1週間前のミーティングでのこと。
中国では非常にポピュラーな長距離バス。基本、人民や旅慣れたバックパッカー向け。フットワークの非常に軽い中国人、長距離バスで全国どこへでも行きます。私たちの選択したルートは、上海浦東空港からリムジンバスで上海南駅バスターミナル→長距離バスで紹興。そこへ「待った」がかかったのでした。
ふり返れば今年1月、上海からいきなり紹興へ足を延ばすことになったものの、そのときは彼の段取りに乗っかり、中国人の運転で往復したのでした。
中国への旅は、できれば春や秋のベストシーズンに行きたいものですが、身も心も凍える北京や大連の冬と違い、魯迅の生家や水路といった水墨画そのものの風景と雪がそれはそれはマッチして美しい、風光明媚な江南の古都 紹興の冬。
今回の紹興は取材と撮影、打合せが目的。今年の春に行く予定が延びに延びて、顧客を待たせに待たせて、こんな年末になってしまったわけですが。今回は重い任務も書類も背負っていませんし、ふだん縁のない五つ★にも宿泊予定(北京・上海の半分ぐらいの値段)、加藤はほとんど観光旅行気分♬
でも、ちょっとアクティビティがほしいかなぁ・・・で、コレ、豪華三大特典!?
「中国は自分の足で行ってナンボの国」を持論に、「おさるのジョージ」のごとく、なんでも見てみたい、やってみたい派の私。怖いもの見たさもあって、威勢よく三点セットを盛り込んだまではよかったのですが・・・出発前から暗雲が立ち込めて、早くも意気消沈気味。