Author Archives: MaO


ミャンマーレポート 笑顔の国から Sep 2003 その2

夕暮れの翼はヤンゴンへ

3. バンコク国際空港 トランジットはバンコクだ。シンガポール経由だと断然安いが、仕事だから、時間のほうが大事。バンコク空港は、広く、整っている。お店も清潔で、インターネットコーナーまである。欧米人、アジア人、いろんな人たちがいる。日本人も多い。お店を警備する人は、お客だけでなく、店員までチェックしている。行きから、帰りのおみやげを物色していた私。 4. 夕暮れの翼はヤンゴンへ ミャンマーの首都ヤンゴンのヤンゴン空港へ到着。飛行機からは …


ミャンマーレポート 笑顔の国から Sep 2003 その1

これからミャンマーへ@成田空港

プロローグ 仕事で、ミャンマーへ行くことになった。現地調査だ。スリランカ、インド、タイ、中国と、アジアにはけっこう慣れているつもりの私ではあったが、軍事政権の国、アウン・サン・スーチーさんの軟禁されている国。正直言って、ちょっと不安だった。かなり、恐かった。当日の朝のパッキングを常とする私が、1週間も前から緊張した面持ちで準備し始めた。いつになく予防接種もまじめに受けた。薬も持った。蚊取線香や南京錠まで用意した。とどめに、傷害保険にも入った。 …


黒龍江省木蘭探検隊 8 負けるな、小日本人 2012/07

いつの間にか列が増えてる@ハルピン太平国際空港

荷物の量と気迫に圧倒されそう ハルピン太平国際空港は、国内線と国際線がひとつのターミナルにあります。・・・のはずが、どこを見ても国際線のチェックインカウンターが見当たりません。朝8時の便のために4時起き、5時半に空港到着しておきながら、まさか、乗れなかった・・・なんて。 さんざんウロウロして、ようやっと空港の係員らしき男性を見つけて尋ねたところ、ここだよ、と指差されたのは目の前の小さな「ドア」。よーく見ますと、そのドアの左上部に小さく「国際線 …


黒龍江省木蘭探検隊 7 好きです、木蘭 2012/07

農村では「大地の子」から抜け出たような風景@黒竜江省木蘭

北の大地の人々 木蘭の本当の美しさは、国の認定した景観区などではなくて、「中国の北海道」の風景そのものです。AAAA級は間違いナシでしょう。 そして、この土地でいちばんいいと思うのは、人のよさです。 もちろん、悪い人間もいるでしょう。けれども、全体として、街の人たちがとっても大らかで朗らかなのです。たとえば、北京では、外国人を見下すような態度をとる人や、よそ者を受け入れないという雰囲気の人も多いですし、カメラを向けると怖い顔したり、撮ったも …


黒龍江省木蘭探検隊 6 見え透いた嘘とメンツ 2012/07

なんだなんだ?とご近所ギャラリー集合@黒竜江省木蘭

中国人の面子(メンツ)を潰すとこうなるの例 「あれ? あなた、青島だかハルピンだかにいたんじゃないの?」 事実を指摘されて烈火のごとく怒り狂う、コワ~イ黒龍オンナ。 報告のため写真を撮っていたパートナーには、写真を撮るなと噛みつき、渡した書類を「いらん!」とつき返してきます。そして、写真撮影をごまかすためタコ踊りを始めるパートナーをおもしろがる観衆、現場はお祭り状態。 見え透いたしらじらしい嘘を平気でつくウソつきを、ちとたしなめてあげよー …


黒龍江省木蘭探検隊 5 ハルピンは手強かった 2012/07

公厠おねえ?さん@三棵樹長距離バスターミナル

まりつ、陥れられる 中国の地方都市は、一般的に治安や風紀が悪い、と私は認識しています。それが、今回の探検隊の旅を憂鬱にさせた原因のひとつです。 木蘭を発車した長距離バス。ハルピン市内の三棵樹バスターミナルに着いたはず・・・? がっ、しかーし。 降ろされたのは、見覚えのない路地。 トイレをガマンしていた加藤、降り口の目の前にある「公厠」(公衆トイレ)に、吸い寄せられるように駆け込みます。水も流れない臭くて汚いトイレでしたが、 …


黒龍江省木蘭探検隊 4 おいしい木蘭 2012/07

豚肉龍田揚げの甘酢がけ@木蘭海龍特色酒館

朝食は、ホテルの地下の「社員食堂」?でバイキングです。なにせ食堂なので、しゃれたものはなにもなく、朝から中華。プレートがないんですけど・・・と言えば、適当に洗って雑巾のような布で拭いて、ハイっと渡してくれるのですが(笑)、コーリャンのお粥や粟のお粥など、なにげにおいしかったり。炒り豆腐がもうないんだけど・・・と言えば、どっさ~り作ってくれます。 昼は米線のお店、夜は同じく「餃子大王」という大衆食堂が私たちの行きつけ。餃子大王は街の誰もが知ってい …


黒龍江省木蘭探検隊 3 街の信号の数は? 2012/07

荷馬車が現役@黒竜江省木蘭

街には信号が・・・ ひ と つ あります。 マクドナルドやケンタッキーはありません。もちろん、スタバも・・・ 中心街は、東西に2キロ強、南北に1キロ強ぐらいです。その外側は農業地帯。私たちの宿泊している一応政府系ホテルも、中心地からちょっとはずれたところにあります。餃子屋さんとその向かいの米線(お米でできた麺料理)のお店、小学校前の駄菓子屋さん、青空市場、パン屋さん、果物屋さん、ジューススタンド、バスターミナル、銀行、病院、人民政府、公証 …


黒龍江省木蘭探検隊 2 小さなしあわせの風景 2012/07

まうわうりを買って小休止@木蘭行きバス

中国の北海道 ハルピン太平国際空港から、空港バス+タクシーで三棵樹長距離バスターミナルまでは1時間ちょっと。そこでまた切符を買って、トイレに行ったらもう出発時間、木蘭県までの長距離バスに飛び乗ります。 この長距離バスは、車両持込の個人経営でした。中国恒例の声が大きくて体格のいいおばさん車掌?は、おそらく運転手さんの奥さんと思われ、また乗ってね♪と愛想よく乗客に名刺を配って歩きます。乗客は全部で30名弱。経費節約のため …


黒龍江省木蘭探検隊 1 プロローグ 2012/07

新潟空港

悪の巣窟???中国黒龍江省へ 私はいま、ビズパートナー、北京の現地法人スタッフとともに、黒龍江省はハルピン市から160キロ東にある(ハルピン市)木蘭(mu4lan2、ムーラン)県という田舎の町に来ています。出発前は、サバイバルな旅を想定準備していました。そもそも、無事に目的地にたどり着くのだろうか?という疑問さえありました。 北京の産湯に浸かった私は、黒龍江省・吉林省・遼寧省の東北三省の人間はよろしくない、と北京っ子たちからさんざん吹き込まれ …