2013 Yearly Archives


5月・初夏の北京 その4 お焼きにハマってみる

どれにする? お餅屋さん@北京

北京の食といえば、「粉もの」。饅頭(中華蒸パン)、包子(中華まん)、餃子、麺、餅など。餅は、日本の「もち」とは違って、粉を練ったり溶いたりして焼いたものの総称です。なかでも、お気に入りは餡(児)餅(xiar4bing3シァールピン: 様々な餡(あん)を包み込んで焼いた丸くて平たいお饅頭)です。 今回せっせと通い続けているお餅屋さんで、きのう、またニラ饅頭(韮菜餡児餅)買いました。「ほかにはいらない?茄子とか大根のもあるわよ」とお店の女の子。え~ …


平成の無責任男 がんばり編(2010/01)その1

吹屋(ふきや)地区の街並み@岡山

お金ない、気力ない、だらしない・・・とないないづくしのうえ、問題がてんこ盛りの平成の無責任男Bさん、たまたま私たちの大連出張と同時期に、彼も中国まで奥さんに会いに行くと聞き、急遽、現地にて愛の実体確認作業を実施したのでしたのが一年前。 二人へのインタビューと問題整理から始まったその作業。その過程で、Bさんの無責任ぶりが決定的となり、しまいには彼に対する集中攻撃と化し、私につき合わされたパートナーもガンガンお説教をたれる始末。 ただ、見つめ合っ …


平成の無責任男 愛の大連編(2008/12)その4

ホテルのレストランで食事@大連

「そんなこともできないようだったら、日本に呼んだところで、やっていけないでしょう?!ふつう、会いに来るたびに10万ぐらいは持ってくるけど?」同じ男として説教をたれるパートナー。 私たちの強い態度に、ついに観念したBさん。彼女の希望を実現すると約束させ、それを逐一訳して伝えたところ、ようやく笑顔を取り戻した奥さん。 そして、彼女に持参してもらった書類をホテル内のビジネスセンターでコピーしたあと(1枚2元=30円、高い!)、四人で遅い食事にありつ …


悩めるハタチ男子からのイギリス留学相談

ハロッズ@ロンドン

5月のとある土曜日のこと、先ごろ覚醒剤使用の罪で執行猶予3年の判決が出たという二十歳の男性から、UKビザ相談のお電話をいただきました。 高校は中退し、大検を取ったが、心が不安定(躁鬱病)なこともあって、現実から逃げたくて、つい覚醒剤に手を出してしまった。二度目に気分が悪くなったことがきっかけで警察に知られてしまった。深く反省し、それからは手を出していない。英文学を学びに一年ほど英国留学し、将来的には大学院にも行きたいが、日本でまず大学に進学して …


平成の無責任男 愛の大連編(2008/12)その3

大連テレビ塔(電視塔)

「この稼ぎで彼女を呼んで暮らせるのだろうか?」と、Bさん、ビジネスパートナー、私の日本人三人が、「困った、困った」「う~ん、う~ん」と唸っていますと、言葉はわからずともその様子から雰囲気を感じ取ったのでしょう、奥さんはだんだんと怒りの涙目となり、泣き出す寸前となってしまいました。 奥さんの言い分はこうです。無責任男Bさんにとっては三度目の結婚でも、初婚の彼女は、当然、結婚披露宴ぐらいしたいし、それがないから、家族や親戚一同にも「おまえは騙されて …


5月・初夏の北京 その3 B級グルメに邁進

魚丸米粉(魚団子入り米麺)@北京

加藤は、日本でもそうですが、北京でもB級グルメ専門です。 イタリアンや、欧米人にも人気のこぎれいな中華レストランなどは、滞在中に数回行けばいいほうで、ひとりであればまったく行かないことも多く、たいていは、中国人しかいないような地元の家常菜(家庭料理)の食堂や街角のお焼き、セブンイレブン、デリバリーの中国式お弁当、中国人住宅街の市場で仕入れた食材で自炊して済ませています。あとは、気が向けば、出入り自由の「北京の家族」の家でごちそうになることも。 …


平成の無責任男 愛の大連編(2008/12)その2

夕方の大連市街

ともあれ、大連はBさん夫妻の宿泊ホテルにて、約6時間に渡る日本語と中国語でのインタビューと問題整理に、無事こぎつけたのでした。 確かに、夫婦のあいだに言葉の壁はありました。けれども、人が言葉や文化を超えて理解し合おうとするとき、言葉そのものだけがコミュニケーションのツールとなるわけではありません。むしろ、理解したいという気持ちに言葉がついてくるのです。 インタビューの後の食事も含めて、トータル8時間近く密着取材した結果、無責任男Bさんとしっか …


平成の無責任男 愛の大連編(2008/12)その1

Bさん夫妻宿泊の中山大酒店@大連

この記事は、2013年3月に町田市国際交流センターにて行われた「日中間における結婚・離婚の事例研修」の講師を務めた際に題材としたものです。私のつたない講義に対して評価いただきましたので、再構成して掲載いたします。記事中の出来事は、2008年から2013年の5年にわたります。 中国人結婚紹介ブローカーを通じて知り合った中国人女性との再々婚の認定申請が、不交付となったBさん。困り果てて当事務所に打診してきました。 そのころ、ビジネスパートナーと大 …


悩める母からのイギリスビザ相談

リバティ@ロンドン

とある週末のこと、事務所の電話が鳴ったので出ますと、この春学生になったばかりのお子さんを持つというお母さんからでした。 彼女のお子さんは、大学を通して英国留学をするのだそうです。そして、問題はなにかというと、今回、大学が行ってくれるというビザ申請に際して、過去の入国歴について、事実と違う申告をしてしまったということなのでした。 高校のときにも、はやり学校を通して、先生同伴でイギリスに1~2週間ほどの短期留学をしたそうですが、その際のビザ(入国 …


5月・初夏の北京 その2 中国ファッション・レポート

中国人女子ファッション@北京

今回は羽田から北京へと向かったのですが、羽田でも北京到着のイミグレーションでも、周りの日本人ビジネスマンから完全に浮いていたワタシ。同じく仕事をしに北京に降り立ったというのに。 周りの男性は、みなノーネクタイではありますが、やはり日本人ビジネスマン特有のシャキっとした格好。私はといえば…ダメージド(穴あき)ボーイフレンド(だぶだぶ)デニムに、Tシャツにパーカー、チェックシャツを腰巻、ぺたんこサンダル。どこから見ても遊び着、バカンス状態(笑) …