中国人留学生が投資経営ビザで騙された??? その2 September 30, 2013 (Mon)

私がSさんを知ったのは、日本人Eさんの紹介でSさんの留学ビザを手がけたことに始まります。当時、配偶者ビザだったSさんが離婚し、大学で学ぶことになり、留学ビザへの変更許可申請を行いましたが、そこには中国人特有の問題があって、本人の今後のことも考えて、厳しいことも言わざるを得ませんでした。

厳しいアドバイス?が裏目に出たのでしょう。今回、日本人Eさんを共通して知る我がJiBizのビジネスパートナーには、Eさんを介して春から断続的に相談(無償)があったようです。「(事業の)契約書を見てくれないか」「NPO法人のことを調べてくれないか」

ビジネスパートナーは、Eさんの顔を立てるため、「『NPO法人MR』はここ数年活動停止状態だったが、平成24年頃に代表者と所在地が変更になっている」、「こういう、休眠状態の法人を「買って」展開される事業は、信頼が置けないのではないか」とアドバイス。

そして、7月頃、Eさんより再度相談が。「(他の行政書士が)入管に書類を出したがまだ許可が下りない。どうなっているのか?」「こんなに長くかかるのは、可能性が低いからか?」

(そんなこと聞かれても、自分が手がけた案件じゃあるまいし・・・)「他の行政書士がやった仕事を私に聞かれても、答えようがありません」

ビジネスパートナーがそう突っぱねたにも関わらず、8月上旬に、入管から、「本店事務所が又借り状態であるため、『(本当の)大家』からの使用承諾書を提出してくれれば許可を出す」との連絡があったとのことで、「『(本当の)大家』からの承諾書がもらえないが、どうしたらいいのか?」とまたまたEさんからの問い合わせ。

その際、「そんなもの、こっちでサインして出しても大丈夫だろう」と言うEさんに対して、「入管から求められた追加書類は、入管から作成者に照会される可能性があるから、偽造して提出することは止めたほうがいい」と答えたビジネスパートナー。彼は入管業務を手がけていませんから、「なんか、EさんところのSさんがまずいことになってるから、キミさえよければ電話してあげて」との応援要請があったのでした。

つづく