投資経営ビザで騙された中国人留学生 ビジネス構築編 その2 March 14, 2014 (Fri)

去る11月下旬のこと。ビズパートナーと私は、浙江省は紹興市(杭州湾を挟み、上海の南西160キロ)に出張していました。日系企業との打合せや、開発区、紹興市招商局と打合せをするためでした。

紹興での仕事を終えた私たちは、朝一番でホテルをチェックアウトし、タクシーで待ち合わせ場所の紹興北駅に向かっていました。紹興北駅は、上海-杭州-紹興-寧波等を結ぶ動車(高速電車: 中国では、昔ながらの汽車と今風の地下鉄のほかは、普通電車が普及していなくて、いきなり高速鉄道=新幹線こだま号(D)とひかり号(G)になります)の停車駅です。

「おかしいな。Sさん、どこにいるんだろう?」「この駅、あっちにも出口があるから、Sさん、わかんないんじゃん?」

「加藤先生、私、駅にいますよ。タクシーに乗るところのほう」。携帯から聞こえるSさんの声に従って移動してみますが、見当たりません。

「あ~~! あれじゃん!? 」。目のいいビズパートナーが、向こうからのんび~り歩いてきたSさんを発見。「なんでわかったの?」「だって、ホラ、遠目にも派手っていうか、日本人じゃないもの」(そりゃ、彼女は日本人じゃない)

「(中国人としては)別に派手じゃないけど。フツーでしょ」。2ヶ月ぶりの再会の挨拶もそっちのけで、Sさんのファッションチェックで盛り上がる私たち。「だって、ド派手だし、なんか、ダウンベストはキンキラキンだし」「たしかに中国人特有の着こなしかも」

私たちの会話など聞こえないのか、Sさんは、「これ、インターネットで買った。これは近くのお店で安く買ったね。品質いいよ、カシミアよ」とうれしそうに解説してくれます。

ともあれ、紹興到着後、具体的な日時をショートメールでやり取りし、こうして無事再会できたことを祝しながら、三人はタクシーに乗り込んだのでした。

つづく