中国人留学生が投資経営ビザで騙された??? その5 October 27, 2013 (Sun)

2階の就労審査部門のSカウンター(就労相談窓口)、その日の午後は数十番待ち。ようやっと、私たちの番号が呼ばれました。案の定、どうでもいいことやよけいなことを感情的に訴えるSさん。いずれにしても、対応してくれた担当官の応答に頼りなさを感じます。私の知りたいのは一般論ではありません。

どの役所も同じですが、入管職員であれば隅々まで精通しているとは限りません。知識の乏しい人もいます。手応えを感じる回答を得るまで追求することが肝要です。

どうもすっきりしない私、Eさんに電話してみます。「不足書類について連絡してきた担当官の名前、覚えていらっしゃいますか?」「たしか、Tさん言うとったなあ」

しつこい私、カウンターでTさんとお話したい旨告げますと、Tさんは就労審査部門ではなく、審査管理部門とのこと。しばらくして、Tさんがやってきました。

ピンクカード(入管の申請取次者証)を見せて、自分が同行した理由を簡単に説明すると、信用してもらえたので、ホッ。

Tさんから言われたのは、大家さんからの承諾書をいつまでも待っているわけにもいかない、ついては、最終的な在留期限から遡って提出期限を決めさせてもらいたいということでした。そして、カレンダーを取り出したTさんと相談の結果、本店住所の変更(本店移転の変更登記)を伴う=それに連動して実質的な申請内容変更を伴う場合の期日と、承諾書のみ提出の場合の期日とが決められました。それについて同意した旨書くよう言われたSさんが戸惑っていますと、「加藤さんが代筆してくれてもOKですよ」と言われ、Tさんの指示に従い私が書いて、Sさんが署名をして提出。そのコピーももらいました。

「Aさんは、明後日一緒に入管に行きましょうとSさんに連絡してきたらしいのですが」

「その話もいってるんですか? 実はお約束しました。2回電話したんですが、Sさんが出なかったので、Aさんに電話しました。この件について同意書をもらおうと思いました。でも、今日用が済んだので、Aさんには来てくださる必要はないと伝えてください」

つづく